企業に求められる”選ばれる努力”

売り手市場

ハッピーメルマガ(2025年3月 26日号)

オフィスレスキュー119ハッピーの小林です。
🌸春らしい好天が続いていますが、花粉症には辛い季節ですね。
私は花粉症持ちではないのですが妻と息子は重度の花粉症持ちでして、ティッシュの消費が激しい時期に突入しました。
妻曰く、ヨーグルトを食べると症状が緩和されるそうです。花粉症でお困りの方は是非一度お試しください。

さて3月といえばオフィス業界では待望の繁忙期でございます。
新入社員の入社準備で人事・総務様方は大忙しのピークに突入したのではないでしょうか。
そこで今回は昨今の採用事情について書いてみたいと思います。

採用市場の現状

2025年の採用市場はまさに売り手市場と言えます。最近話題となったケースですと、損害保険大手の東京海上日動火災保険が新卒初任給を最大で41万円に引き上げる方針を発表しました。

私が就職活動をしていたころは、新卒の初任給は月給22万円程度が相場でしたが、少子高齢化にともない労働力が減少する近年、 これまで以上の好待遇で少ない求職者を取り合うため、求職者にとってはチャンスの時代と言えます。特に人手不足が深刻な業界では、新卒採用の競争が激化し、大手企業を中心に採用条件の改善や福利厚生の充実を進めるケースが増えています。

売り手市場における注意点とは!?

かし、この「売り手市場」がすべての企業にとって追い風になるわけではありません。特に中小企業や知名度の低い企業にとっては、大手企業との人材獲得競争がさらに厳しくなり、思うように採用活動が進まないケースが多発しています。求職者にとって魅力的な条件を提示しなければ、なかなか応募が集まらず、採用計画の見直しを迫られる企業も少なくありません。

人手不足

また、売り手市場とはいえ、全ての企業が無制限に採用枠を拡大しているわけではありません。特に人気企業や大手企業は、応募者が集中するため、競争倍率が高まり、従来と同様に厳しい選考を行っています。結果として、中小企業にとっては、採用コストが上昇するだけでなく、採用活動の長期化による業務負担の増加など、新たな課題が生まれています。

のような状況において企業側が注意すべき点は、自社の採用戦略を見直し、単に条件面を引き上げるだけではなく、求職者に対して自社の強みや働きがいをしっかり伝えることです。たとえば、キャリアアップの機会、社内の風通しの良さ、ワークライフバランスの充実など、金銭的な条件以外の魅力を訴求することが重要になります。さらに、採用手法の多様化も求められており、従来の求人広告だけでなく、SNSを活用した情報発信や、インターンシップを通じた企業理解の促進など、新しい取り組みを積極的に進めることが求められます。

まとめ

材不足が露呈し、採用競争が激化する現在においては、求職者にとってはアドバンテージのある時代と言えるでしょう。
売り手市場だからこそ、企業側が求職者に選ばれるための努力が一層必要となる時代です。自社の魅力を最大限に伝え、求める人材にしっかりアプローチできる採用戦略を構築していきましょう。

 

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小林 俊

オフィスレスキュー119Happy 川口店 (トミザワ入社10年)
  • 最近ハマッている物:セブンイレブンの「炙り焼きさばとおだしごはん」
  • 趣味:ステイホーム中に始めた料理(得意料理はジャーマンポテトと麻婆豆腐です)
  • 好きな言葉:楽しそうに生きてれば、地球の重力なんてなくなる