耐火金庫と防盗金庫の違いは？

耐火金庫とは

耐火金庫は、主に火災対策用の金庫です。夜間のビル火災から、地震の 衝撃や二次災害としての火災まで、あらゆるケースの火災を想定して作られています。
耐火試験では空のまま1090℃以上に熱した加熱炉に、金庫を入れ決められた時間加熱します。
金庫に破裂が無かったか確認し追加加熱後、４分以内に加熱炉から引出し9.1mの高さから落下させます。
金庫を逆さにしてさらに標準加熱曲線に従い再加熱後、そのまま放置して自然放冷させます。

防盗金庫とは

防盗金庫は、おもに防犯目的で使われ、さらに耐火性能も備えた金庫です。
破壊試験に使用する工具や攻撃に耐える時間によって等級が定められています。
耐火金庫に比べてセキュリティ上の観点から質量が重いので、搬入や設置時には特に注意が必要です。