収納する書類の量、または設置する場所の横幅によって書庫のサイズを決定します。あらかじめメジャーで置きたい場所を必ず採寸をしましょう。
すでに設置した書庫が先にある場合には、その上に置いて上下書庫にするなど、またサイズや色を合わせることも重要です。
横幅は800mm～900mmくらいがスタンダードサイズです。広くゆったり使える～1500mmのワイドタイプ、また3メートル以上あるような超大型書庫もあります。（超大型書庫は設置に別途施工が必要な場合があります。）

【2】書庫（キャビネット）の高さを決定する。

書庫の横幅を決定したら次に高さを決定します。書類、備品など、どの程度の量を収納するのかも先に考えておきましょう。
高さも横幅と同じように、設置する場所の条件があります。例えば天井の高さギリギリの書庫にしてしまうと、圧迫感を感じてしまいます。
収納する書類の種類（ファイルのサイズ）も条件があります。高さによっては置ける書類の量に差が発生します。
例えば、3段収納の書庫であっても、高さによりA4サイズは2段しか収納出来ない書庫もありますので注意が必要です。目安としてはA4縦型ファイルや書類の場合、高さ1100mm以上であれば基本的に3段収納が可能です。

【3】書庫（キャビネット）の奥行

A4縦型ファイルですと横250mm前後、A4ファイルボックスは横幅が320mm前後なので、書類や工具・機材等様々な物に対応したい場合は、奥行が400mm以上のものを推奨します。

【4】書庫（キャビネット）のカラー

書庫（キャビネット）は部屋全体の雰囲気づくりに大きく関わります。デザインオフィス家具として全体的なレイアウトとしてもとても重要なポイントとなります。

ホワイト系（白色）: 定番カラー。汚れが目立ちやすいですが反射率が高く部屋を明るくさせる効果があります。白色の与える清潔な印象がオフィスの好感度をあげるポイントにもなります。
ホワイト系（白色）

グレー系: 長年オフィスの定番色として君臨していたカラー。汚れも目立ちにくいので長く使用もしやすいです。どんな書類や本などをおいても馴染みますので迷ったらこの色がお勧めです。
グレー系

ブラック系（黒色）: モダン、シック、重厚感のある落ち着いた雰囲気のオフィスに向いています。しかし部屋全体の黒要素が多いと重たい雰囲気になってしまうので書庫が黒であればほかの家具の色を変えるなどの工夫をするのがお勧めです。
ブラック系（黒色）

ブラウン系（茶色）: 茶色は明るいものからこげ茶色、木材を使用したものなど幅広くありますが、全体的に温かみのある雰囲気にしてくれます。
ブラウン系（茶色）

その他の色: 青・赤・黄色など見て目を惹くカラーは部屋全体がほかのオフィスとはかぶらないオリジナルなレイアウトにはおすすめですが、他家具やオフィスの配色により部屋に合わなくなる場合もあります。全体的なオフィスレイアウトをじっくり考えたうえでの購入がお勧めです。

【5】書庫（キャビネット）の管理

個人情報や機密情報等の書類等を管理する書庫に関しては鍵付きのものもあります。またキャスター付きのものであれば自由に移動させることも可能です。

【6】書庫（キャビネット）の種類

両開き書庫: 少ない力で開閉ができ、耐震性にも優れています。デスク周りや床から天井までのスペースを有効に活用出来る高さなどサイズバリエーションも豊富で、書類以外の備品類も収納・整理することが出来る多様性が魅力です。
両開き書庫

引戸(引違)書庫: 扉が通行の妨げにならない引戸(引違)書庫。扉の開閉スペースが必要ないので、狭い通路でも設置することができ収納物の出し入れがスムーズに行えます。豊富なサイズバリエーションを持ちスペースを有効活用出来るのでレイアウトに柔軟に対応出来ます。
引戸(引違)書庫

オープン書庫: 扉がなく検索性に優れたオープン書庫。一覧性が高く収納物の検索が行いやすいので、頻繁に取り出す書類やファイルの収納・整理に適しています。空間を活かして大容量の収納が行えるサイズなどスペースや目的に合わせたサイズバリエーションを豊富に取り揃えております。
オープン書庫

上下書庫セット: 上下に書庫を連結させた上下書庫セット。上下に同タイプの書庫や異なる種類の書庫を組み合わせることで、収納効率に優れ、用途に合わせた収納が可能です。オープン書庫、引戸(引違)書庫、両開書庫、ラテラルキャビネット、トレイキャビネットなどの各種キャビネットの組み合わせでオフィスのデザイン性の向上や収納力拡大が図れます。
上下書庫セット

スライドキャビネット: 省スペースで収納力抜群のスライドキャビネット。書庫の前にレールにより平行移動する書庫を2列または3列に並べて置き、収納量の向上を図った収納システムです。固定用と移動用の書庫の組合せで床スペースを大きくとらずに、オフィスの有効面積や通路面積をセーブしながら抜群の収納効果を発揮します。
※施工には専門の知識が必要です。Happyでは経験豊富な専門スタッフが確実な施工を行います。
スライドキャビネット

ラテラル（引き出し）キャビネット: 形や大きさが一定ではない物の収納にも便利なラテラルキャビネット。引き出しタイプの収納家具で書類を横方向にも並べて収納出来るのが特徴です。書類はもちろん形や大きさが一定ではない物の収納にも便利で手前に引き出す為、奥にある小物や備品類も探しやすく取り出しやすいです。
ラテラルキャビネット

トレイキャビネット: 細かな書類や伝票の整理に便利なトレイキャビネット。列数や段数のバリエーションが豊富にあり、複数列あるものは、書類の仕分けに便利で収納の効率化が図れます。段数が多いものは、経理・総務等多くの書類をきめ細かく分類し管理する必要がある方におすすめです。
トレイキャビネット

ファイリングキャビネット: 形や大きさが一定ではない物の収納にも便利なファイリングキャビネット。引き出しタイプの収納家具で書類を横方向にも並べて収納出来るのが特徴です。書類以外にも工具（スパナやインパクトなど）、形が異なり収まりが悪い不定形の物でも4段以上の多段タイプですとカテゴリごとに分けて収納出来ます。
ファイリングキャビネット