昨今の採用事情

新卒

ハッピーメルマガ(2024年3月 27日号)

オフィスレスキュー119ハッピーの小林です。

暖定まらぬ時期ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。
前回は花粉症についてご紹介しましたが、最近では寒暖差アレルギーなんてものがあるそうです。
季節の変わり目の寒暖差が原因でくしゃみや鼻水が止まらなくなるそうです。気になる方は是非一度病院で調べてみてはいかがでしょうか。

話は変わりますが私が従事するオフィス家具業界は繁忙期真っ只中です!
新入社員を迎える企業様方の準備も大詰めで毎日大忙しです。
採用担当者の皆様おっしゃられるのはこの時期は地獄だと(笑)
ちなみに“新卒採用”という仕組みは日本独自の仕組みって皆さんご存じでしたか?

新卒採用は日本独自の仕組み!?

本の就職活動の一般的な流れとしましては、大学3年生の頃に会社説明会が始まり希望者が参加をし始めます。その後、大学4年生の6月頃から採用面接がスタートし、企業による採用活動が本格的に開始されます。そして10月頃には内定が出そろうという流れになります。

日本ではこれがスタンダードな流れですが実はこれ、終身雇用が根強い日本企業ならではの習慣なんです。
日本の場合、定年退職という仕組みにより、多くの社員が一斉に企業を退職するタイミングがありますので、その分新卒者を一斉に雇い入れる必要があるのです。

アメリカやイギリス、中国といった海外では、キャリアアップやライフスタイルの変化に応じて転職することが多いため、日本のように新卒者を一度にたくさん採用することはほとんどありません。学生によって卒業後にすぐ企業に就職する人もいれば、旅行をしたり資格を取ったりして卒業から時間を空けて就職する人もいます。日本のような企業が足並みをそろえた就職システムが存在せず、求人募集の方法も企業によってさまざまなのです。

海外

海外の就活事情について

では海外ではどのように就職活動をしているのでしょうか。気になったので調べてみました。

アメリカの場合

メリカでは新卒の一括採用はほとんどなく、通年採用を行っている点がアメリカの採用活動の特徴です。
日本と違い転職が当たり前の社会ですので、どのタイミングで優秀な人材が転職市場に出てくるかわかりません。
せっかく優秀な人材が転職活動をしている時に、採用の窓口が閉じてしまっていては対応できませんので、アメリカでは通年採用という形式がスタンダードなのです。

採用基準も日本とは違い、大学生時代の専攻・成績・活動をとても重視します。また狙った企業への採用を勝ち獲るには「その企業でのインターン経験」が重要となります。
中途採用の場合はプログラミングや資格などの特別な技能が必要となるのはもちろんのこと、シリコンバレーなどの人気企業に入るためにはコネクションが必須となります。
ちなみにアメリカでは「優秀な人材」は一流企業への入社でなく「起業する」という選択肢が最も高いステイタスとなっています。

海外インターンシップ

中国の場合

国もアメリカと同様に新卒の一括採用はしていません。大抵の大卒者は薄給のインターンから始めて、その後経験を積んで本採用に臨みます。

また日本の新卒採用では、アピールポイントとして、運動部のキャプテンやサークル活動などの経験が面接で話題になることが多いですが、中国ではそのようなエピソードはアピールポイントにはならず、逆に「その経験が会社での仕事にどう活きるのか?」と取られてしまい、即戦力に繋がらないと判断される傾向にあります。中国の企業が求めるのは即戦力ですから、その企業での仕事に関する実務経験の有無が評価の対象になります。
各国の採用事情を調べてみると、日本のように未経験の新卒者を大量に採用することが稀なんだということがわかりました。

終身雇用が崩壊しつつある今、日本の採用事情も変化してくのかもしれません。

 

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小林 俊

オフィスレスキュー119Happy 川口店 (トミザワ入社9年)
  • 最近ハマッている物:セブンプレミアム ダブルクリームパン
  • 趣味:ステイホーム中に始めた料理(得意料理はジャーマンポテトと麻婆豆腐です)
  • 好きな言葉:楽しそうに生きてれば、地球の重力なんてなくなる