
ハッピーメルマガ(2023年6月 27日号)
オフィスレスキュー119ハッピーの小林です。
空梅雨がつづいています。皆様にはお変わりございませんでしょうか。
今日は最近お問合せの多いBCP対策について書いてみたいと思います。
BCPって何?
中小企業庁のHPではこのように説明されています。
『BCP(事業継続計画)とは、企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のことです。
要約すると緊急事態が発生した時に、被害を最小限に抑えて事業の復旧・継続をはかるために企業がおこなう対策の事を指します。
防災対策と混同されるケースが多いようですが、防災対策の目的は従業員の安全や企業の資産を守ることを目的としており、BCP対策とは少し異なります。また防災対策は地震や大雨といった自然災害に対して備えるものですが、BCP対策はこれに加えてテロや事故、社内インフラの故障やコロナウィルス、インフルエンザ等々非常事態全般に対しての備えになります。』
※出典:中小企業庁ホームページ
https://www.chusho.meti.go.jp/bcp/contents/level_c/bcpgl_01_1.html
なるほど
非常事態全般、、、
こうなってくると何から始めればいいのかわからなくなりますね(笑)
今回は私が実際にお客様からお問合せ頂いた内容をもとに、すぐにできるBCP対策を書いてみたいと思います!
【データのバックアップ対策】
データサーバーが業務の肝となっている企業は多いです。災害や事故によってデータが破損したり消失してしまったりすると、事業を通常通りに継続することは困難になります。対策としてはHDD故障から復旧できるRAIDモード付きのNASを導入する、もしくはオンラインストレージいわゆるクラウドサーバーを導入することでインターネット上にデータを保存していく方法が手軽にできるBCP対策でしょう。最近では両方導入してハイブリッドで運用する企業様も増えているそうです。
【インターネット回線のバックアップ対策】
インターネットが使えなくなると業務が止まってしまう。逆にインターネットさえ使えれば、とりあえずは業務を止めなくてもすむという企業様も増えています。こういった場合、普段利用しているインターネット回線以外で、インターネットを使える環境をサブとして準備しておくというのも一つの手段です。例えば普段NTT東日本のフレッツ光を使ってインターネットを利用している場合、サブの回線としてUSENやNUROといった別会社の回線を契約しておけばNTTの回線がトラブルで使えない時も安心です。また無線環境下でのノートパソコンやタブレットで仕事される方は、スマートホンのテザリングを契約しておけば会社の回線が使えなくなったとしても、携帯のモバイルデータ通信を使いインターネットだけは使えるようになります。
今回は通信関係メインで書かせて頂きましたがBCP対策は企業様毎に様々で優先順位も変わってくるはずです。
まずはBCP対策のガイドラインを見ながら自分の会社にあったBCP対策を策定してみてはいかがでしょうか。
小林 俊
- 最近ハマッている物:セブンイレブンのホイップだけサンド
- 趣味:ステイホーム中に始めた料理(得意料理はジャーマンポテトと麻婆豆腐です)
- 好きな言葉:楽しそうに生きてれば、地球の重力なんてなくなる