正しい姿勢の座り方とは?デスクワークにおける腰痛や肩こりを軽減する方法

正しい姿勢の座り方とは?

長時間同じ姿勢を続けるデスクワークは、疲れが溜まりやすく腰痛や肩こりに悩む方も多いのではないでしょうか。

これらの主な原因は、姿勢が崩れることで体に余計な負担がかかることにあります。正しい姿勢を意識することで、体への負担を軽減し、長時間の作業でも疲れにくくなるのです。

本記事では、正しい姿勢で座るためのポイントをわかりやすく解説するとともに、疲れにくいチェア選びのポイントについても詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてください。

デスクワークで正しく座るポイント

正しい姿勢の座り方とは?

デスクワークでの正しい座り方について解説します。

正しい座り方を意識することは、疲労の軽減や腰痛・肩こりの予防に役立ちます。以下のポイントについて詳しく解説します。

  • 椅子の高さを調節する
  • 骨盤を立てるように座る
  • 背中を背もたれに密着させる
  • デスクの高さとモニター位置を調節する

椅子の高さを調節する

デスクワークで正しい姿勢を保つには、椅子の高さ調整が欠かせません。理想的な座面の高さは、膝の角度が90度になり、足裏全体が床にしっかりつく状態です。

膝が90度に保たれる高さに調整すれば、体重が両足に均等に分散され、安定した姿勢が取りやすくなります。脚の血流を妨げず、体への負担を軽減できるでしょう。

足裏が床に届かない場合、椅子の座面が高すぎる可能性があります。この状態では太ももの裏が圧迫され、血流が悪化し、冷えやむくみを引き起こしやすくなるため注意が必要です。

一方、膝の角度が90度未満になる場合は、座面が低すぎることを示しており、腕の重量が肩にかかるため肩こりや首の疲れを招きやすくなります。椅子の高さを正しく調整し、体への負担を最小限に抑えましょう。

骨盤を立てるように座る

座面と垂直になるように骨盤を立てて座りましょう。自然と上半身が耳・肩・股関節のライン上に並び、背筋が自然なS字カーブを描きます。

体重が坐骨に均等に乗り、上半身を安定的に支える基盤が整うため、腰への負担が軽減されるのです。

ポイントは、椅子の背もたれにお尻をしっかりつけ、股関節の角度を90度にすることです。

背中を背もたれに密着させる

正しい姿勢を保つためには、お尻を背もたれにしっかりと接触させるようにしてください。骨盤が自然に立ち、姿勢が整います。

特に背もたれが調節できる椅子はおすすめです。作業内容に合わせて背もたれの角度を調節し、ランバーサポートの位置を自分の体型に合わせて整えられます。

背もたれに体をしっかり預けることで、腰や背中への負担が軽減され、長時間の作業でも快適さを保つことができるでしょう。

デスクの高さとモニター位置を調節する

長時間の作業を快適に行うためには、チェアとデスクのバランスを整えることが大切です。一般社団法人日本オフィス家具協会が推奨する座面とデスクの高さの目安は以下の通りです。

<座面の位置の目安>

座面の高さ = 身長 × 1/4

<デスクの高さの目安>

デスクの高さ = 身長 × 1/6 + 座面の高さ

これらの基準を参考にチェアとデスクの高さを調整し、肘を90度に曲げた状態で作業すると、腕の重みがデスクに乗り、肩への負担を軽減しながら快適に作業できます。

さらに、モニターの高さと距離も疲労を軽減するために重要なポイントです。

モニターの高さは、水平な視線から15度程度見下ろす位置に設定し、顔から50〜70cm程度離れた場所に設置するのが理想的です。首や目の疲れを和らげ、より効率的な作業が可能になります。

参考:「安心・安全なイスの選び方」(一般社団法人日本オフィス家具協会)

正しい姿勢の座り方で得られるメリット

正しい姿勢の座り方とは?

正しい姿勢は、健康面や作業効率の向上に多くのメリットをもたらします。意識して姿勢を整えることで、長期的に多くのメリットを実感できるでしょう。

以下の3点について詳しく解説します。

  • 腰痛や肩こりの軽減
  • 眼精疲労の予防ができる
  • 集中力が高まり生産性が向上する

腰痛や肩こりの軽減

デスクワークによる腰や肩の不調は、姿勢を見直すだけで改善する可能性があります。

正しい姿勢は、骨盤がしっかり立つため背骨が自然なS字カーブを描きます。体重が均等に分散され、腰への負担を大幅に軽減できるのです。

また、肩こりの多くは、頭が前方に突き出た不良姿勢が原因です。頭の重さを支えるために首や肩周りの筋肉が緊張し、血流が悪化することでコリや痛みが生じます。

正しい姿勢は、耳、肩、骨盤が一直線に揃い、首や肩周りの筋肉への負担が減少します。筋肉がリラックスし、肩こりの予防や改善にも効果的です。

眼精疲労の予防ができる

姿勢を正し、パソコンのモニターとの距離と高さを保つことは、眼精疲労を予防する上で非常に効果的です。

眼精疲労の原因は、近くのものを長時間見続ける習慣が挙げられます。特に、頭を前傾させた姿勢では、目だけでなく首や肩にも負担がかかるため注意が必要です。

正しい姿勢を保ち、モニターの配置を調整すれば目や体への負担を軽減し、快適に作業を続けられるでしょう。

集中力が高まり生産性が向上する

正しい姿勢は、集中力が高まり生産性の向上が期待できます。

身体のバランスが整い、筋肉や関節への負担が軽減されるため、疲労や不快感が軽減されるのです。

さらに姿勢を正すことで、体の血流を促進し脳への酸素供給をスムーズにするメリットもあります。思考がよりクリアになり、注意力や判断力の向上にもつながります。

正しい姿勢を維持する椅子の選び方

正しい姿勢の座り方とは?

正しい姿勢をできるだけ維持するためには、チェアの選び方が非常に重要です。疲れにくいチェアを選ぶ際に押さえておきたいポイントをご紹介します。

  • ランバーサポート(腰部サポート)があるか
  • シートの高さ調節ができるか
  • 体型に合ったサイズを選んでいるか
  • リクライニング機能が付帯しているか

ランバーサポート(腰部サポート)があるか

ランバーサポート付きのチェアは、背中が丸まったり腰が反ったりするのを防ぎ、腰への負担を軽減します。

正しい姿勢を保ちやすくなり、長時間の作業でも疲れにくい状態を作るのです。

調節可能なランバーサポートが付いたチェアは、個人の体型や座り方に合わせて位置を調整できるため、さらに快適な座り心地を実現できるでしょう。

シートの高さ調節ができるか

適切な姿勢を保つには、座面の高さを調節できる機能が非常に重要です。

膝や肘の角度を90度に合わせることで、理想的な姿勢を維持しやすくなります。

さらに、自由に高さを変えられるチェアは、家族や同僚と共有する際にも便利です。使用する人それぞれの体型に合わせて調整できるため、多様なニーズに応えられます。

体型に合ったサイズを選んでいるか

チェアを選ぶ際は、座面サイズや耐荷重を確認することが大切です。体型に合わないチェアは、座り心地が悪くなるだけでなく、体に負担がかかりやすくなります。

チェアのサイズ選びのポイントは、座面と膝裏の間に指2本分の余裕ができるサイズ感です。具体的な座面サイズの目安は以下のとおりです。

  • 身長160cm以下  :幅40~45cm × 奥行き40~43cm
  • 身長160~175cm:幅47~50cm × 奥行き44~50cm
  • 身長175cm以上  :幅50cm以上 × 奥行き50cm以上

体型や用途に合ったチェアを選び、快適で健康的な作業環境を整えましょう。

リクライニング機能が付帯しているか

リクライニングとは、背もたれを後方に倒せる機能のことです。

デスクワークの合間に背もたれを後方に倒すことで、体を休めたり気分をリフレッシュしたりするのに役立ちます。

リクライニング機能は、作業や休憩など場面に応じて最適な角度に調整できる点が大きな魅力です。リクライニング機能付きのチェアを活用すれば、ライフスタイルや使用目的に合わせて快適な作業環境が叶います。

正しい姿勢を保つためのおすすめチェア正しい姿勢の座り方とは?

正しい姿勢を保つためには、体をしっかりサポートしてくれるチェアを選ぶことが大切です。ここでは、姿勢改善に役立つおすすめチェアをいくつかご紹介します。

アーロンチェア Bタイプ フルサポート ランバーサポート付

アーロンチェア Bタイプ フルサポート ランバーサポート付

アーロンチェアは、ハーマンミラー社のベストセラーで、人間工学に基づいて設計された高性能チェアです。正しい姿勢を自然に保ち、背骨に沿ったサポートで長時間のデスクワークでも体への負担を軽減します。

アームレストは上下左右に調整可能で、体型や作業スタイルに合わせて最適な位置に設定できるため、肩や腕の負担を軽減します。また、通気性の良いメッシュ素材を採用しており、蒸れにくく快適な座り心地が魅力です。

長時間の作業でも快適に過ごせる、プロフェッショナルに最適なチェアです。

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レオチェア ハンガー・ランバーサポート・ヘッドレスト付 

ライオン事務器 レオチェア ハンガー・ランバーサポート・ヘッドレスト付

レオチェアは、見た目も座り心地も軽く爽やかな印象のオールメッシュチェアです。シンプルな見た目に反して、長時間座っても疲れ難い機能が満載です。肘、ヘッドレストや座面の奥行き、ロッキングなどが細かく調整できます。

メーカー販売終了品の為に在庫限りですが、シンプルでコストパフォーマンスが高いために長時間座って作業する職種の方におすすめです。

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ハーマンミラー セイルチェア ミドルバック

ハーマンミラー セイルチェア ミドルバック

セイルチェアは、ハーマンミラー社のベストセラーの一つで、フレームのない背もたれとYタワーサスペンションが特徴のチェアです。上半身の動きに柔軟に対応しながら、背中をしっかりサポートします。

シンプルかつユニークでモダンなデザインは、オフィスだけでなく、リビングや書斎、寝室など、どんな空間にも馴染み、おしゃれな雰囲気を演出します。

見た目と機能性を兼ね備えたセイルチェアは、快適な座り心地と洗練されたデザインを求める方におすすめです。

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スチールケース リープチェア APモデル

スチールケース リープチェア APモデル

スチールケース社のリープチェアは、独自のLiveBackテクノロジーを搭載し、背中の動きに柔軟に追随しながら理想的なS字ラインをサポートします。

さらに、アームレストや座面の高さ・奥行き、背もたれの角度など、多彩な調節機能を備えており、長時間のデスクワークでも体への負担を軽減します。

シンプルでモダンなデザインは、どんなインテリアにも馴染みやすく、コンパクト設計により狭いスペースでも設置可能です。快適さとデザイン性を兼ね備えた汎用性の高いチェアです。

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YS-1チェア メッシュタイプ ランバーサポート付

YS-1チェア クロスタイプ ヘッドレスト・ランバーサポート付

オフィスコムのYS-1チェアは、快適な座り心地を追求したチェアです。

可動式のランバーサポートや調整可能なアームレスト、ヘッドレストを備えており、使用者の体型に合わせて細かく調整できるのが特徴です。上半身をしっかりサポートし、長時間のデスクワークでも快適さを保てます。

シンプルなデザインは、オフィスにも自宅にも馴染むスタイリッシュさが魅力です。特にメッシュ素材を選ぶと通気性が良く、見た目もさらに洗練されます。デザイン性と機能性を兼ね備えたYS-1チェアは、幅広いシーンで活躍します。

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正しい姿勢は快適なデスクワークを実現する上で重要

正しい姿勢は疲れにくく快適な作業をサポートしますが、長時間の作業ではどうしても崩れやすくなります。

正しい姿勢を維持するには、体をしっかり支える高機能なチェアが欠かせません。しかし、高性能なチェアは価格が高く、購入をためらう方も多いのではないでしょうか。

そんな方におすすめなのが、オフィスレスキュー119Happyのサービスです。オフィスレスキュー119Happyでは、正しい姿勢をサポートする高級チェアのリユース品を低価格で提供しています。

高級チェアはリユース品であっても耐久性に優れ、快適さを長く楽しめるのが魅力です。

コストを抑えながら、作業効率や健康的な姿勢をサポートする高級チェアをぜひお試しください。リユース品でもコスト以上の価値を感じていただけるはずです。