中古複合機(コピー機)のメリットとデメリットを解説!失敗しない選び方

オフィスに欠かせない複合機(コピー機)ですが、新品を購入すると高額になるため、中古の選択肢を検討する方も多いでしょう。

中古複合機にはコストを抑えられるメリットがある一方で、懸念すべきデメリットも存在します。

この記事では、中古複合機を導入する際のメリットとデメリットを詳しく解説し、オフィスに最適な選択ができるようサポートします。

中古複合機(コピー機)のメリット

  • コストを大幅に抑えられる
  • 高性能なモデルを低価格で導入できる
  • すぐに導入できる
  • 減価償却の負担が少ない

コストを大幅に抑えられる

中古複合機は、新品に比べてコストを抑えながら導入できる点が大きな魅力です。

新品では高額なものだと100万円近くする場合もありますが、中古なら半額以下で購入できるケースが多く、特に初期投資を抑えたい中小企業やスタートアップに適しています。

また、中古でもコピー・プリント・スキャン・FAXなど必要な機能を備えたモデルを選べば、新品より安価に導入可能で、最新機種でなくても業務に十分活用できるでしょう。

高性能なモデルを低価格で導入できる

中古複合機の魅力のひとつは、新品では高額なハイスペックモデルを手頃な価格で導入できる点です。

例えば、高速印刷機能や高解像度スキャン、クラウド対応機能を備えた上位機種は、新品では数十万円以上することもありますが、中古であれば大幅にコストを抑えられます。

特に、印刷枚数が少ないまま買い替えられた複合機や、メンテナンスがしっかり施されたリースアップ品であれば、性能面でも十分に満足できるケースが多いです。

業務の効率化を図りたい企業や事業者にとって、高性能な機能を備えたモデルを予算内で導入できるのは大きなメリットとなります。

すぐに導入できる

中古複合機は、在庫がある場合すぐに購入・設置が可能なため、スピーディーに業務へ導入できます。

新品の場合、発注から納品までに時間がかかることがあり、特にカスタマイズが必要なモデルでは数週間以上待つことも珍しくありません。

しかし、中古品ならすでに市場に流通しているため、最短で即日、または数日以内に使用を開始できるケースもあります。

急な業務拡大や、突発的な故障で早急に代替機が必要な場合でも、中古複合機ならスムーズに対応できるのが大きなメリットです。

減価償却の負担が少ない

中古複合機は、新品と比べて取得価格が低いため、減価償却の負担を抑えられます。

通常、新品の複合機を購入すると、減価償却に数年間かかりますが、中古の場合はすでに一部が償却されているため、より短期間で費用を計上できます。

特に、経費をできるだけ抑えたい中小企業や個人事業主にとっては、会計上のメリットが大きく、資金繰りの負担を軽減できるでしょう。

中古複合機(コピー機)のデメリット

中古複合機を導入する際には、以下のようなデメリットも考慮する必要があります。

  • 年式が古く最新機能がないものがある
  • 保証やサポートが限定的な場合がある
  • 減価償却の計算が必要な時がある

年式が古い機種では、最新のクラウド連携機能やセキュリティ機能が搭載されていない場合があり、業務の効率化や情報管理の面で制約を感じることがあります。

また、保証やアフターサポートが限定的なケースが多く、故障時に修理が難しくなることもあります。特に、メーカーのサポートが終了している機種では、部品の供給が不安定になり、修理費用が高額になる可能性があるため、事前の確認が重要です。

さらに、中古品であっても一定額以上の機器を購入する場合、減価償却の計算が必要となり、会計処理の負担が発生する点にも注意が必要です。

こうした点を踏まえ、導入前には機能や保証内容、コスト管理の方法を慎重に検討することが大切です。

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中古複合機(コピー機)のデメリットを回避する選び方

中古複合機は適切な選び方をすれば、デメリットを最小限に抑えられます。

ここでは、中古複合機を選ぶ際に注意すべきポイントや、デメリットを回避するためのコツを詳しく解説します。

  • 信頼できる販売業者を選ぶ
  • 目的や使用頻度に合わせたモデルを選ぶ
  • 保証内容・メンテナンス体制を確認する

信頼できる販売業者を選ぶ

中古複合機は使用歴があるため、品質には個体差があります。その状態の良し悪しは、これまでのメンテナンス状況によって大きく左右されるため、まずは信頼できる販売業者選びが重要です。

販売業者によっては、十分なメンテナンスを行わずに販売するケースもあるため、以下のポイントを確認し、信頼性をしっかりチェックしましょう。

  • 保証の有無(故障時の対応が明確か)
  • サポート体制(購入後のアフターサービスが充実しているか)
  • メンテナンスの実施主体の明確化(メーカーや専門業者が対応しているか)
  • 見積書の料金内訳の明確化(不要な費用が含まれていないか)
  • 丁寧な説明(購入前にリスクや注意点をしっかり説明してくれるか)

加えて、購入者の口コミやレビューを確認し、販売業者の実態を見極めることも大切です。複数の観点から判断を行えば、信頼のおける販売業者が見つけられ、状態のよい中古複合機が選べます。

目的や使用頻度に合わせたモデルを選ぶ

中古複合機は、自社の使用目的や使用頻度と一致したモデルを選びましょう。

使用目的がはっきりすると、必要な機能が明確になります。例えば、以下の機能の必要性を確認しましょう。

  • 認証機能やクラウド連携機能(セキュリティ対策やリモートワーク対応に必要か)
  • スキャン・FAX・プリント機能(日常業務で頻繁に利用するか)
  • ラベル印刷機能(商品管理や物流用途で必要か)
  • カラー印刷機能(資料やプレゼン用の印刷で必要か)

また、使用頻度もモデル選択の基準となります。

使用頻度とは1ヶ月間で印刷する枚数のことです。月間印刷枚数が判明すると、必要な印刷速度がわかり、使用状況に見合ったモデルが選べます。

印刷速度が速いモデルは耐久性も高いです。使用頻度が高い場合は、ハイエンドモデルを選び、未然に不具合の発生を防ぎましょう。

保証内容・メンテナンス体制を確認する

中古複合機は新品と異なり、保証やメンテナンスの内容が販売業者によって異なります。

購入後のトラブルを避けるためにも、事前に保証の有無やアフターサービスの内容を確認してください。

保証内容とメンテナンスに関しては以下の点に注目しましょう。

保証内容の確認

  • 保証期間はどのくらいか(数ヶ月〜1年など)
  • 保証範囲(部品交換や修理費用が含まれるか)
  • 保証の条件(特定の使用条件を満たす必要があるか)

特に、中古複合機は経年劣化による不具合が発生する可能性があるため、最低でも数ヶ月の保証がついている販売業者を選ぶのが安心です。

メンテナンス体制の確認

  • 定期メンテナンスが受けられるか
  • 修理対応が迅速か(出張修理や交換対応の有無)
  • メンテナンスの実施主体が明確か(メーカー・販売店・第三者業者)

特に、複合機の部品供給が終了している場合、修理が難しくなるため、事前にメンテナンスが受けられるか確認しておきましょう。

中古複合機(コピー機)の価格相場と費用対効果

中古複合機は、新品に比べて導入コストを大幅に抑えられる点が魅力ですが、価格相場はメーカー・機種・年式・機能・販売業者の保証内容によって大きく異なります。

中古複合機の価格相場は以下のとおりです。

▼中古複合機の価格相場

エントリーモデル(小規模オフィス向け) 5万〜20万円

  • 10万円以下はモノクロ印刷が中心
  • スキャン・コピー・プリント機能が基本
  • 印刷速度は5〜25枚/分

ミドルクラス(中規模オフィス向け) 15万〜40万円

  • カラー印刷対応
  • ネットワーク機能・クラウド連携あり
  • 印刷速度は20〜40枚/分

ハイエンドモデル(大規模オフィス・業務用) 40万〜80万円以上

  • 高速印刷・大量印刷対応(40枚/分以上)
  • セキュリティ機能・認証システム搭載
  • 大容量トレイ・フィニッシャー(製本・ホチキス機能)付き

新品の複合機は100万〜200万円かかるものもありますが、中古なら半額以下で導入可能です。

特に、使用頻度がそこまで高くない場合や、最低限の機能があれば十分な業務には、中古複合機の方がコストパフォーマンスが高いといえます。

ただし、長期的に使うなら新品の方がメンテナンスや保証の面で安心な場合もあるため、使用環境や予算に応じて最適な選択をしましょう。

中古複合機(コピー機)導入で失敗しないためのチェックリスト

中古複合機を導入する際、価格の安さだけで選ぶと、思わぬトラブルに繋がる可能性があります。

年式が古く部品交換が難しい場合や、保証・サポートが不十分だと、結果的にコストがかさむことも。

そこで、購入前に確認すべきポイントをチェックリストとしてまとめました。事前にしっかり確認し、最適な複合機を選びましょう。

  • 稼働枚数と使用履歴
  • 本体の外観と内部状態
  • メーカーや機種の評判

稼働枚数と使用履歴

高品質の中古複合機を購入するには稼働枚数に着目しましょう。稼働枚数とは累計印刷枚数やカウンター枚数ともいわれます。

一番出荷数の多い25枚/分の複合機で20万〜30万枚位になると寿命を迎えるとされています。利用状況や環境にも大きく左右されますが、35枚/分のマシンになると100万枚位印刷する複合機もあります。

また、寿命は使用環境やメンテナンス状態によって変わります。例えば、以下の環境は寿命を縮めます。

  • 湿度が高い
  • 直射日光が当たる
  • 給紙ローラーの拭き掃除をしない
  • ガラス面とカバー裏を拭き掃除しない

掃除や定期的なメンテナンスが行われた中古複合機は、よい状態のものが多いです。

本体の外観と内部状態

購入後の故障リスクを減らすには、本体の外部と内部の状況確認が重要です。

まずは外観の傷や汚れの状態を確認し、適切にクリーニングされているかをチェックしましょう。特に、操作パネルや給紙トレイの破損は使用時のトラブルにつながるため、破損や欠損がないか入念に確認してください。

次に、実際に印刷を行い、以下のような不具合がないかを確認します。これにより、購入後の故障リスクを未然に防げます。

  • 紙詰まり
  • 印字のかすれ
  • 不要な線の印字
  • 色味の不具合
  • 大きな稼働音

加えて、トナーやドラム、ローラーそしてヒーター部分の整備が行われ、摩耗が進んだ部品は交換されているかをチェックします。

さらに、各給紙トレイからスムーズに紙が送られているかの確認も重要です。

メーカーや機種の評判

中古複合機を選ぶ際は、メーカーや機種の評判も重要なチェックポイントです。

複合機の性能や耐久性はメーカーごとに異なり、同じメーカーでも機種によって使い勝手や故障のしやすさが変わるため、事前に調べておくことでトラブルを避けられます。

業務用を展開する有名メーカーの製品は高品質なものが多いですが、メーカーやモデルにより性能や操作性、耐久性などに違いが出ます。

同じメーカーでも、機種ごとに性能や耐久性が異なるため、以下のような点を事前にチェックしましょう。

  • 発売年・シリーズ(できるだけ新しいモデルを選ぶと、長く使いやすい)
  • レビュー・口コミ (「紙詰まりが多い」「トナーが高い」などの意見を参考にする)
  • メンテナンスのしやすさ(交換部品が手に入りやすいかどうかを確認する)
  • 消耗品のコスト(トナーやドラムの価格が高すぎないか調べる)

また、企業の口コミサイトやレビューサイトで実際の使用感を確認すると、より失敗しにくい選択ができます。

中古複合機(コピー機)に関するよくある質問

以下では、中古複合機に関するよくある質問についてお答えします。検討時の参考にしてください。

  • 複合機は何年ぐらい使えますか?
  • プリンターと複合機、どちらを導入した方がいいですか?
  • 複合機はコピー機と印刷、どちらが安いですか?

複合機は何年ぐらい使えますか?

中古は年式が古いほど部品の劣化や摩耗が進み、故障リスクが高くなります。

複合機の耐用年数は一概にいえないものの、5〜7年をめどとして考えましょう。

この年数はメーカーが5年の耐用年数を目途に製造している事情と、部品の供給期間から導き出しています。

しかし、実際の使用可能な期間は、使用頻度やメンテナンス状況によって大きく前後し、10年程度使用できる場合もあります。

中古複合機選びでは、経過年数やカウンター枚数、メンテナンス履歴を確認し、コンディションのよいものを選びましょう。

プリンターと複合機、どちらを導入した方がいいですか?

プリンターと中古複合機の違いを表にまとめました。

項目 プリンター 中古複合機
印刷機能のみの使用 低コスト 高コスト
スキャン・コピー・FAXも合わせて使用 できない できる
印刷頻度 高頻度に向く 低頻度に向く
導入費用 低コスト 高コスト
電気代 低コスト 高コスト

プリンターを導入すべきケース

  • 印刷のみで十分 → 書類や資料の出力が中心で、コピーやスキャンの使用頻度が低い
  • コストを抑えたい → 初期費用を抑え、シンプルな機能で十分
  • 省スペースで設置したい → 小規模オフィスや在宅ワーク向け

印刷がメインでコストを抑えたい場合は、プリンターがおすすめ。

複合機を導入すべきケース

  • コピーやスキャンが必要 → 資料の電子化や大量の書類を扱う業務向け
  • 業務効率を重視 → スキャンやFAXなどの機能を活用したい
  • トータルコストを考慮 → 複数のプリンターを導入するより、1台の複合機の方が経済的

印刷以外の機能も活用するなら、複合機がおすすめ。

複合機はコピー機と印刷、どちらが安いですか?

複合機の印刷とは、パソコンのデータを直接的に印刷する機能です。コピーとは、すでに印字された用紙を複写する機能です。

この2つの機能には、用紙やトナー、インク代に差は出ないものの、電気代に差が現れます。

消費電力はコピーよりも印刷の方が安くなります。コピーは印字データの読み取り時間に消費電力がかかるためです。

中古複合機(コピー機)はコストと目的のバランスを考慮して選択を

中古複合機は、新品よりも導入コストを抑えられる一方で、選び方によってはランニングコストが高くなる場合もあります。

しかし、必要な機能を見極め、適切な機種を選べば、コストパフォーマンスの高い中古複合機を導入できます。

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