仕事の能率アップに欠かせない高機能なオフィスチェア。高価な新品と手頃な中古のどちらを購入しようか迷っていませんか。中古が気になりつつも品質を心配する方も多いでしょう。
そこでこの記事では、中古オフィスチェアを買うメリットや選び方、購入時の注意点を解説します。
オフィスチェアの中古はやめたほうがいい?
中古の商品を買うときは「品質は本当に大丈夫かな」?など、心配になることもありますよね。中古オフィスチェアを購入する場合でもメリットがあります。
コストが抑えられる
中古オフィスチェアは、購入コストを抑えられるのが魅力。
一方、新品オフィスチェアは企業へ大量に販売する代わりに、割引することが通例になっており、メーカーは予め割引額を上乗せした上で、価格設定しています。
参考までに、新品オフィスチェアの定価の相場は次のとおりです。
■低価格帯
価格は2〜4万程度。問題ない品質レベルのチェアが購入できる
■中価格帯
価格は5〜9万程度。機能がそろい、ワンランク上の座り心地が体験できる
■高価格帯
価格は10万以上。高機能かつハイクラスなデザインが楽しめる
個人でオフィスチェアを購入する際は割引がないため、高価な買い物になってしまいます。しかし中古から選ぶと、高価格帯のオフィスチェアでも低コストで購入することができます。
クオリティの高さが得られる
中古はすでに使用済みのオフィスチェアなので、品質が下がると思われがちです。しかし、高価格帯の新品オフィスチェアを中心に、長時間のデスクワークでも耐えられるように設計されているため、中古になっても高品質なのです。
体格に合わせて調節する機能や腰を支えるランバーサポート、アームレストなど、作業時に体の負担を軽減する機能が充実。そのクオリティは時間が経過しても変わりにくいのがポイントです。
中古オフィスチェアの選び方
次に、納得のいく中古オフィスチェアを買うための選び方のポイントを確認しましょう。
価格
中古を買う最大のメリットは、何といっても価格の安さです。中古オフィスチェアを購入する際は新品価格も調べ、どれくらいお得に購入できるかを確認しましょう。
新品オフィスチェアの価格は、主に機能性の高さや肘掛けの有無、素材によって設定されています。一方中古オフィスチェアの価格は、使用年数や汚れなどを重視して決定されます。
新品オフィスチェアで重視されている機能性は、中古ではあまり値段に反映されない傾向があります。
中古のオフィスチェアの価格の相場は、人気モデルを除いて新品価格の約20〜30%前後。中古を購入する場合には、新品価格が安いオフィスチェアではなく、高いものを探すとお得な買い物になるかもしれません。
メーカーと品番
オフィスチェアのメーカーを確認することによって、品質や耐久性の高さを判断する材料になります。特に有名メーカーの製品は厳格な規格試験をクリアしているだけでなく、ユーザーの声をもとに改良を重ねているために、耐久性が高く狙い目です。
また、品番を確認しておくと、もし修理や部品交換をすることになった際でも対応できるかどうか把握できそうですね。
デザインや素材、機能性
オフィスチェアはデザイン選びが重要。オフィスの雰囲気に合ったおしゃれなオフィスチェアを選ぶことで、社員のモチベーションアップやコミュニケーションの活発化が期待できます。
作業時の快適性に関わるため、素材の確認も大切です。メッシュ素材は通気性がよくむれにくいのが特徴。ファブリックは豊富なカラー展開があり、手触りがよく人気があります。
また、高機能のオフィスチェアは、作業時だけでなく休憩時の快適性も備わっています。背もたれを後方に揺らすロッキング機能やヘッドレストなどは仕事の疲れを癒やし、能率アップが期待できますよ。
中古オフィスチェアを買うときの注意点
失敗しないで中古オフィスチェアを購入するには、以下の注意点に気をつけましょう。
新品との価格差や保証
新品との価格差があまりない場合は、あえて中古品を買うメリットを感じられないかもしれません。
なぜなら、新品には中古にないメーカー保証やアフターサポートが付いているからです。新品オフィスチェアは、修理費・部品費・配送費を見越した上で、価格設定している場合があります。
中古は低価格ですが、購入後に壊れた場合には基本的には自費で修理に出すか、買い替えです。
ただ、中古オフィスチェアの販売店の中には、1年間の保証期間を設けている場合もあります。
商品の状態
安い価格でも劣化が進んでいれば、結果的に高い買い物となります。そんな事態を避けるために、次の項目をチェックして、状態のよいお得なオフィスチェアを見つけましょう。
- 座面にクッション性がある
- 背面にクッション性があり、メッシュの緩みがない
- 生地のほつれや破れがない
- 生地の汚れや色あせがない
- フレームのひびや割れがない
- ロッキング機能、座面やアームの調節機能などの動作がよい
- 接合部分や可動部分からの異音がない
- 付いているはずの機能や部品の消失がない
中古オフィスチェアの購入時は、できるだけ実店舗へ出かけて実際に商品を見たり座ったりして、確かめるのがおすすめ。
オンラインショップから購入する場合は、掲載写真で状態を確認し、商品ランクやレビュー、使用年数などをチェック。不安な際は運営元に連絡して、汚れや動作などの状態を聞いてみましょう。
中古オフィスチェアのおすすめ3選
ここからは、中古で購入するのがお得なオフィスチェアを3点紹介します。
セイルチェア/ハーマンミラー
ハーマンミラー社の「セイルチェア」は、海外デザイナーのイブ・ベアールによるデザイン。
最小限の素材で最大のサポート力を実現するフレームレスの背もたれに、吊り橋の原理を取り入れたYタワーサスペンションが特徴的です。
3Dインテリジェントサスペンションバッグは、強弱2つのサポート力を組み合わせることで、体のさまざまな動きに対応。調整可能なランバーサポートや猫背を防ぎ、疲れを軽減するポスチャーフィット、調節可能なアームオプションなどの機能と共に快適な座り心地を実現しました。
エフチェア/イトーキ
イトーキの「エフチェア」は、調節機能が充実したハイパフォーマンスなオフィスチェア。
背もたれの傾斜を3段階に調節する機能やロッキングの角度を好みに固定できるシートアングルストッパー、座面の高さと奥行きを調節できる機能、アーム調節機能などがそろい、自分専用のオフィスチェアにカスタマイズが可能です。
これだけの機能がそろえば、複雑なデザインになりがちですが、エフチェアは、いたってシンプル。調節機能を座面裏にまとめ、美しい流線形のデザインに仕上げています。
エフチェアは使う人を選ばないだけでなく、あらゆるシチュエーションに適合しやすく、デスクワークのモチベーションをアップしてくれそうです。
コンテッサ セコンダ/オカムラ
「コンテッサ セコンダ」 は、世界水準を意識して作られた1脚。
海外のグローバルな強度基準の「BIFMA X5.1-2017」の認証を取得しています。優れた強度と耐久性を誇り、さまざまな体格の方でも使用可能。高い耐久性で中古購入にふさわしいオフィスチェアです。
アーム調節やリクライニング機能に加え、座面や背もたれの改善により上質な座り心地を体験できます。
コンテッサセコンダでは、メッシュ素材を新たに開発。透過性と軽やかさを追求した「背メッシュ」と、リッチな手触りが楽しめる「座メッシュ」を備え、リニューアルしたトレンドカラーと共にワンランク上の空間を演出します。
まとめ
中古オフィスチェアを購入するメリットや選び方、注意点をお伝えしました。
高性能のオフィスチェアを中古でお得に手に入れる際の参考にしてくださいね。