
タイルカーペットの貼り方について解説します。
オフィスの床材として人気のタイルカーペットは、豊富な色柄と、汚れた部分だけを取り外せる手軽さが魅力です。しかし、業者に依頼すると費用がかかるため、コストを抑えたい方には自分で貼るDIYも選択肢の一つです。
この記事では、初心者の方でも安心して取り組めるよう、タイルカーペットの貼り方を詳しく解説します。
美しく仕上げるコツや作業時の注意点にも触れているので、初めてでもスムーズに作業を進められるでしょう。さらに、記事の後半では当社が手がけた施工例もご紹介し、プロの仕上がりをお伝えします。ぜひ参考にしてみてください。
Contents
タイルカーペットは自分でDIYできる!
タイルカーペットは、自分で貼ることが可能です。手順を丁寧に守れば、初心者でもDIYで対応できます。
ただし、DIYには時間と手間がかかり、仕上がりにムラが出るなどの懸念点もあります。そのため、仕上がりの美しさを重視する方はプロへの依頼をおすすめします。
経験豊富な職人がスピーディーかつ正確に施工し、美しい仕上がりを実現してくれるため、安心して任せられます。
本記事では、タイルカーペットを貼る際の懸念点を踏まえながら、具体的な貼り方を詳しく解説します。DIY初心者の方でも安心して作業を進められるよう、必要な手順や注意点をわかりやすくお伝えします。
タイルカーペットの貼り方
タイルカーペットの貼り方について解説します。作業を始める前に、以下のものを準備してください。
〈準備するもの〉
- タイルカーペット
- 掃除道具(掃除機や雑巾)
- メジャーまたは定規
- カッターナイフ
- カーペット専用接着剤(必要に応じて)
- 直角定規
- チョークライン
掃除道具は床を掃除するために使用します。
タイルカーペットを貼る際には、必要枚数を計算して予備を含め用意し、カッターナイフや定規でサイズ調整を行います。
チョークラインは、タイルカーペットを真っ直ぐ敷くための基準線を引くときに使用します。
〈タイルカーペットの種類〉
タイルカーペットには、以下の3種類があります。
- 滑り止め付きタイプ:そのまま敷くだけで設置可能。
- ノリ付きタイプ:裏面の保護フィルムを剥がして床に置くだけで簡単に設置可能。
- 接着剤タイプ:専用の接着剤を使用して貼り付けるタイプで、使用前に説明をよく確認する必要があります。
用途や設置場所に合わせて適したタイプを選びましょう。
1. レイアウトの計画を立てる
タイルカーペットを敷く前の準備は、仕上がりの美しさだけでなく、カーペットを長持ちさせるための重要なステップです。
まず、床をしっかり掃除してホコリやゴミを取り除きます。これにより、カーペットのズレや剥がれを防ぐことができます。
次に、タイルカーペットを仮置きしてレイアウトを決めます。基本的には中心から外側に向かって敷いていき、特に柄付きの場合は柄が揃うように方向を確認しながら配置します。
最後に、フロアの中心点をメジャーで測り、基準線を引いて床を4分割します。この基準線に沿って、1エリアずつ順番に敷いていくと、バランスよく仕上げることができます。
2. タイルカーペットを貼る
準備が整ったら、いよいよタイルカーペットを貼っていきます。
接着剤を使用する場合は、カーペットの裏面に均一に塗り、シールタイプの場合は裏紙を剥がして、基準線に沿って1枚ずつ丁寧に貼り付けましょう。
この際、隙間ができたり、カーペットが浮き上がったりしないよう、しっかり押さえながら作業を進めることがポイントです。
3. 余分な部分をカットする
部屋の端や角にタイルカーペットを貼る際は、ぴったりのサイズにカットする必要があります。カッターナイフと直角定規を使い、正確に切り取りましょう。
切る際には、カーペットを無理に押さえつけると切り口が歪む恐れがあるため、適度な力で慎重に作業してください。
また、厚みのあるカーペットを切る際には、力が必要になるため、ケガに十分注意してください。
作業が難しいと感じた場合は、無理をせずプロに依頼することを検討してみてください。プロに依頼すれば、仕上がりが美しく、安心して作業をお任せすることができます。
4. 最終チェック
タイルカーペットをすべて貼り終えたら、全体をしっかり確認しましょう。
隙間や浮きがないかをチェックすることが重要です。隙間や浮きがあると、つまずいて転倒する危険性があるため、浮いている部分は手でしっかり押さえて密着させてください。
最後に、掃除機をかけてゴミやホコリを取り除けば、作業完了です。
タイルカーペットをキレイに貼るコツ
タイルカーペットを美しく仕上げるためには、次の5つのコツを押さえましょう。
- 貼る前に掃除を徹底する
床のゴミやホコリをしっかり取り除くことで、接着が弱くなるのを防ぎ、長持ちする仕上がりが得られます。
- 仮置きで全体のバランスを確認する/中心から作業を始める
事前に仮置きすることで、デザインのイメージを確認し、バランスを調整できます。施工は部屋の中心から始めると、ズレを防ぎやすくなります。
- 基準線を引いて作業を進める
床に基準線を引き、それに沿って作業を進めることで、歪みやズレを防ぎ、見た目の美しさが向上します。
- カットには直角定規を使用し丁寧に作業する
カーペットの厚みを考慮し、直角定規を使って正確に切り取りましょう。丁寧な作業が仕上がりの質を左右します。
- 柄付きの場合は方向やデザインを揃える
柄付きカーペットを使用する際は、裏面にある矢印を確認しながら柄や方向を揃えることで、統一感のある仕上がりが得られます。
これらのコツを実践することで、タイルカーペットをより美しく、機能的に仕上げることができます。
タイルカーペットを貼る際の注意点
タイルカーペットを長く使い続けるためには、以下の点に注意してください。
- 凹凸がある床には貼らない
床に凹凸や大きな傷があると、タイルカーペットが密着せずズレの原因になります。施工前に床面を平らに整え、ゴミやホコリも取り除いておきましょう。
- 湿気の多い場所には不向き
給湯室など湿気の多い場所では接着剤が効きにくく、剥がれやすくなります。直射日光が当たる場所も、粘着力の弱化や変色、劣化を引き起こすため避けてください。
- カーペットを無理に押し込まない
隙間を埋めようとしてタイルカーペットを無理に押し込むと、歪みや浮きの原因になります。一枚一枚丁寧に貼り付けることが大切です。
- 製品に適した接着剤を選ぶ
タイルカーペット専用の接着剤を使用してください。市販の接着剤では接着力が不十分だったり、強すぎて剥がせなくなることがあります。製品に適したものを選ぶことで、仕上がりが安定します。
これらのポイントを押さえて施工することで、タイルカーペットを美しく長持ちさせることができます。
タイルカーペット施工に最適な接着剤をお探しの方は、「シーザーボンド EX3」がおすすめです。
粘着力が半永久的に持続し、施工した後でもタイルカーペットが簡単に剥がしやすく、床面に残ったボンドを再利用して新しいタイルカーペットを貼ることができます。また、水性タイプなので火災の危険性がありません。
タイルカーペットをキレイに貼りたいならプロに頼むことがおすすめ
タイルカーペットはDIYでも施工可能ですが、仕上がりの美しさや耐久性にこだわるなら、専門の施工業者に依頼する方が安心です。
プロの業者は、部屋の形状や広さに合わせてタイルカーペットを正確にカットし、隙間なく美しく仕上げる技術を持っています。また、下地の調整や圧着作業といったDIYでは難しい工程も的確に対応します。
さらに、カーペットの選定においても豊富な知識を活かし、予算やデザインに応じた最適な製品を提案してくれるため、満足度の高い仕上がりが期待できます。
オフィスは会社の顔ともいえる空間であり、快適で安全な労働環境を提供するためにも、フロア内装の質は重要です。
ご家庭の場合はDIYも良い選択肢ですが、ビジネスシーンでは美観・機能性・安全性に優れたプロの施工が最適といえるでしょう。
オフィスレスキュー119Happyでは、タイルカーペットの施工に関するご依頼を承っております。経験豊富なスタッフが、正確で美しい仕上がりを実現し、快適で機能的な空間作りをサポートします。施工をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。
タイルカーペットの施工事例をご紹介
オフィスレスキュー119Happyが担当した施工事例をご紹介します。これからタイルカーペットの張り替えや新規導入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
汚れの目立つタイルカーペットの貼替の事例
不動産業を営む株式会社ライフワン様の事例です。オフィス内のカーペットの汚れが目立ってきたため、コストを抑えつつ貼り換えたいとのご依頼をいただきました。カーペットの色は、汚れが目立ちにくく、かつ暗くなりすぎないものをご希望です。
低コストでの施工を実現するため、リユースカーペットの中から洗練されたデザインのものを採用しました。選んだのは、汚れが目立ちにくいグレーに明るい白を組み合わせた柄のカーペットです。
今回の施工面積は15平方メートルで、工期はわずか1時間30分で終了しました。機能性だけでなく、デザイン性も兼ね備えた仕上がりとなり、ご依頼主様にも大変ご満足いただきました。
OAフロアとタイルカーペットの施行事例
東和IT専門学校様の施工事例です。新しい教室にパソコンを導入するため、床をOAフロアに変更し、タイルカーペットで仕上げたいとのご依頼でした。
予算内に収めるために、リユース品の中からモダンな幾何学模様を選定しました。学習の邪魔にならない落ち着いたデザインでありながら、学ぶ心の高まりを促すようなリズム感のある配色です。
OAフロアによって床下に配線を収納できるようになったため、見た目もすっきりし、机の移動などレイアウト変更も簡単に行えます。
円形デザインを用いたタイルカーペットの施工事例
株式会社アイリック様から、大きな円形のタイルカーペット施工をご依頼いただきました。
オフィスの一角に円形タイルカーペットを採用し、他社との差別化を図りたいとのご要望です。円形部分は、開放的な芝生をイメージされているとのことでした。
タイルカーペットには、東リ「プレリエ」(GX-4200)を選びました。この製品は、芝生をイメージしたグリーンのデザインが特徴です。
円形にカットするための専用金型を当社で用意し、歪みやズレのないなめらかな円形を実現しました。
フロアに大きな円形の芝生空間が生まれたことで、オフィスにリラックスした雰囲気が加わったと思います。お客様からも「仕上がりがとても美しい」とのお声をいただきました。
タイルカーペットの美しさにこだわるならプロに相談!
タイルカーペットはDIY初心者でも施工可能な床材ですが、オフィスのような会社の顔となる空間では、仕上がりの美しさが重要です。
特に、広い施工面積や仕上がりにこだわる場合は、プロに依頼することをおすすめします。
「オフィスレスキュー119Happy」は、豊富な施工実績を持ち、タイルカーペットの施工に柔軟に対応しています。ご予算やデザインのご希望に合わせて最適なご提案をいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。