オフィスの中で最大のパートナーともなるオフィスチェア。
長時間のデスクワークを快適に過ごす為にも自分に合ったチェアは必須です。
他のオフィス家具と比べると種類が圧倒的に多いので、見つけるのは大変ですが
少々長くなりますがこのページをご参考に、最大のパートナーを見つけましょう!
Contents
オフィスチェアの素材
まずは、素材についてです。
見た目やカラー、座り心地も素材によって異なります。
好みや使用場所、用途によって適したものをお選びください
布張り(ファブリック)
最も一般的な素材で多くのチェアに使用されている素材。柔らかな手触りが特徴で、カラーバリエーションも豊富です。
メッシュ
肌触りと通気性に優れています。蒸し暑い夏も、暖房で意外と蒸れる冬も快適に過ごせます。
本革
高級感・重厚感があり会議室や役員室などのスペースに相応しい落ち着いた雰囲気で上質感を高めます。
レザー(合皮・PVC・PU)
汚れや摩擦に強く、耐久性・耐水性に優れています。落ち着きを感じさせるマットな質感とソフトなクッションが魅力です。
背もたれについて
背もたれの高さによっていくつかタイプが分かれています。
正確に〇cm以上は〇〇バックという基準はありませんが、 シリーズによっては、ハイバックとローバックに 分かれているものもあります。好みに応じてお選びください。
ハイバック、ローバックの違いは「背もたれの高さ」です。
機能面が変わることはありません。
ハイバック
ハイバックのチェアは、種類にもよりますが肩の高さまで体を支えるものが多くあります。
大きな背もたれで体を支え、体にかかる負担も分散してくれるので、長時間のデスクワークでも疲れにくいです。
背もたれを少し後ろに倒してリラックスした姿勢で使用するのが理想的です。
コンピューターを使用する時間が多い職種の方にオススメです。
ローバック
ローバックのチェアは、オフィスチェア本体の機能は最大限に、それ以外の機能は 最低限なもの、基本的な機能は備えつつ、価格は抑えたものが多くあります。
前傾姿勢で使用することになることが多いので、 ノートパソコンでの作業や、筆記作業などが多い職種の方にオススメです。
肘の有無
肘の用途は、主にリラクゼーションになります。
ワークスタイルに合わせてお選びください。
肘無
デスクの下肢空間が狭い場合、頻繁に席を立つ機会が多い方は、肘無のチェアの方が動きやすいので都合がいい場合があります。
肘がデスクに当たってしまい、チェアが収まらないなんてこともあります。
肘があると閉塞感を感じる方も多くいらっしゃいます。
固定肘
長時間のデスクワークを行うなら、肘は有った方がいいです。
リラクゼーション効果の他に、キーボード入力の際に、肘の疲労が軽減できます。
肘を単体で動かすことが出来ないので、デスクに収めるときに座面を下げる必要があることもありますが、可動肘に比べるとシンプルな構造なので、体制を変える際に強い力が加わっても壊れにくいのは特徴の一つです。
可動肘
上下可動
左右可動
可動肘の中には、上下可動の他に前後左右にスライド可動できるものもあります。
自分好みの位置にカスタマイズ可能なので、長時間のデスクワークも快適に行うことができ、作業姿勢の変化に対しても柔軟に対応できるのが魅力です。
前後スライド可動
左右スライド可動
可動肘の中には、上下左右可動の他に前後左右にスライド可動できるものもあります。
自分好みの位置にカスタマイズ可能なので、長時間のデスクワークも快適に行うことができ、作業姿勢の変化に対しても柔軟に対応できるのが魅力です。
機能について
快適な座り心地を求める為に重要な機能。
機能自体にも多くの種類があり、メーカー独自の機能もあります。
ここでは、オフィスチェアの各種類、特長についてご紹介します。
少々長くなってしまいますが、重要な部分なのでお付き合いください。
ロッキング機能
チェアの背もたれにかけた体重に応じて
背もたれが倒れることをロッキング機能と呼びます。
ロッキング機能は大きく3つに分かられます。
背ロッキング
背もたれ部分が後ろに傾く機能です。
一番オーソドックスな機能で多くのチェアに搭載されています。
デスクワークの合間に軽くストレッチするだけなら充分な機能です。
背・座ロッキング
背もたれと座面が同時に、同じ角度に傾く機能です。
比較的安価なチェアにも搭載されています。
座面も同時に傾く為、足が床から離れてしまうこともあるので、のんびりリラックスできる時間がある場合はコチラがオススメです。
シンクロロッキング
背もたれと座面が、別々に傾く機能です。
自然な体の動きと近く、体に負担をかけずリラックスできるのが魅力です。
機能的に優れたチェアに多く、ロッキングの中で最も優れた機能と言えます。
ロッキング強弱調節機能
体重をかけてロッキングする際の反発力の強弱ができる機能です。
ロッキングできるチェアには数多く搭載されています。
座面の裏側にあり、手で回るタイプがオーソドックスなものになります。
自分好みに調節すれば快適さはグンとアップします。
ロッキング固定機能
ロッキング位置を固定できる機能です。
何段階かに分けて位置を固定できるものや好きな位置に固定できるものがあります。
どちらも体重をかけなくても自分好みの位置に固定できるので
作業の効率化、リラックス効果が高められます。
座面調整機能
お尻を乗せる座面は快適さに影響を及ぼす重要なポイントです。
質感やクッション性も大切ですが、自分の体形やデスクの高さに合わせて、適切に調整できる機能があることも重要です。
座面高さ調節機能
この機能が搭載されていないオフィスチェアは選んではならないくらい重要な機能です。自分に合った座面の高さに調整・設定してください。
オフィスチェアの理想的な座面の高さは
【身長(cm)×0.25-1】
168cmだった場合は168×0.25-1=41
この場合、床から41cmの位置に座面を設定するのが理想となります。
座面前後調節機能
この機能があれば太腿部にかかる圧迫を軽減できます。
その他、座奥を調節することにより、体型の違いによる調節はもちろん休息時は長く、執務時は短く調節することで、快適なデスクワークが行えます。
座面角度(チルト)調節機能
高機能チェアに多く搭載されている機能です。
座面の前傾や後傾、左右の傾きを調整できるものもあります。
腰や背中への圧迫を大きく軽減できます。
得する便利な機能
ハンガー
スーツの上着などを掛ける際に便利なハンガー。
背もたれにかけると上着の襟部分がシワになってしまうことがありますが、背もたれ上部についているハンガーを使用すれば上着やコートを掛けることができ、上着が手の届く範囲内にあることで、空調のちょっとした暑さ寒さに合わせて、こまめな体温調節が出来ます。
上着の姿勢も保ち、快適なデスクワークが行えます。
ランバーサポート
腰や背中の負担を軽減し、正しい着座姿勢をサポートしてくれるランバーサポート。
布製のものやウレタン製のものがあります。
布製のものは使用期間が長くなればなるほどヘタリが発生し、本来のサポート効果も低減してしまう可能性がある為、強度あるものをオススメします。
理想的な着座姿勢
椅子には正しい着座姿勢があります。
現在座っているチェアを調節したり
店舗などで試座する際に、ご参考にしてください。
- 椅子に座るときは前かがみでお尻をグッと一番後ろまで引く
- あごを引き背筋を伸ばす
- 肩の力を抜きリラックスする
- 椅子に肘掛がある場合、肘は肘掛に置き、90°になるように心がける
- ひざが股関節と平行、またはわずかに高くなるようにする
- 机と椅子の間が開きすぎないないよう調節する
最終確認!チェアの脚幅
最後にご確認して頂きたい項目は、チェアの脚幅です。
デスク下に収められるかどうかは大事なポイントです。
特にデスク下にチェアの他、インサイドワゴンやラックワゴンを収納しているときには注意が必要です。
上図のように青い矢印部分の幅を測って、椅子の最大脚幅(赤い矢印部分)が入るかどうか確認します。
最大脚幅+5cm~程余裕があるとスムーズな引出しが可能です。
最大脚幅は、メーカーカタログに記載していることが多いです。
ご不明の際は、お調べするのでお気軽にお問合せください。